ボディートーク施術士の樋渡です。
前回の投稿で、横隔膜は感情の影響を受けると書きました。
まだ読んでいない方は一つ前からどうぞ。
感情、特にネガティブな感情が湧き起こっている時というのは自然と呼吸が浅く早くなります。
これが交感神経が優位になっている状態ですね。
この時は横隔膜も動きが小さくなります。
横隔膜は息を吸うと下に下がりそれにつられて肺が膨らみます。
息を吐くときに上に上がり肺を押しつぶすことによって呼吸を行なっています。
ちょっとしたことでイライラしたり、起きるかどうか分からないことに不安を感じたり、必要以上にコロナを恐れたり、東京の人をバイ菌扱いしたり(笑)
こうやっていつも何かの感情を感じ、常に振り回されていると、横隔膜がほとんど動かなくなります。
横隔膜は筋肉なので動かさなければ硬くなります。
じゃあ、横隔膜のストレッチをしようと考えるのは少し短絡的な考えで、横隔膜はストレッチできません。
「横隔膜 ストレッチ」で検索して出てくるのは、だいたい腹筋のストレッチです(笑)
それで呼吸がしやすくなるなら別にいいのですが、横隔膜のストレッチにはなっていません。
呼吸がしやすくなっても一時的で、横隔膜の動きは改善されていないことがほとんどです。
そもそも横隔膜は使っている感覚が分かりにくいです。
今まで、これが横隔膜かと認識できたのは三点倒立の練習をしていたときだけです。
三点倒立をすると内臓が重力で胸の方に降りてくるので、その時にハッキリと横隔膜を感じました。
その姿勢で息を吐き切れば、もしかしたらストレッチが多少かかるかもしれませんが、三点倒立は挫折したので、検証できていません。
では、どうやって動かなくなっている横隔膜をどうやって動かすかというと、大腰筋のストレッチをしましょう。
大腰筋のストレッチのやり方は、この記事を参考にしてください。
なぜ大腰筋をストレッチするのかという理由も書いてありますので、宜しければどうぞ。