横隔膜が動きにくいと、首の筋肉を使って呼吸をするので、
肩凝りになりやすいということを書きました。
横隔膜をどうやって動かすかということを考えるよりも
横隔膜がなぜ動かなくなるのかを考えることが大事です。
結論からいうと、
感情表現が苦手な人は横隔膜が動きにくくなります。
横隔膜が動かないということは呼吸が浅いということです。
感情が沸き起こると、その感情は横隔膜に入ってくると言われています。
その感情をその場で表現すると、横隔膜から上に挙がり感情は外に出ていきます。
ですが、表現しないままいると横隔膜にとどまります。
その後、横隔膜から内臓や筋肉に感情が移動していくのですが、
また横隔膜に感情が戻ってきたり、
横隔膜から感情が移動しないということがあります。
感情が溜まれば溜まるほど、
溜めておくことにエネルギーをとられてしまうので、
溜まっているところの働きが鈍くなります。
横隔膜であれば、
呼吸の際にうまく動かないということになります。
つまり感情表現が苦手な人は、
横隔膜の動きが制限されやすいということが言えます。
どんな感情が溜まっているのかということが分かれば、
横隔膜に溜まっている感情に対して適切なアプローチができるので、
そのぶん動きの回復も早まります。
溜まっているものがあれば、すぐ感情を流すようにして、
今後は感情を溜めこまないようにするということが大切ですね。