【質問】毒親に育てられたから人の顔色をうかがってしまいます②

ボディートーク施術士の樋渡です。

前回の投稿で、「毒親に育てられたから人の顔色を窺う癖が抜けない」という方に対して、脳の特性という観点から解説しました。

【質問】毒親に育てられたから人の顔色をうかがってしまいます①

今回はキャラクターという観点から解説します。

人間誰もが色んなキャラクターを持っていて、それをその時々によって使い分けて生きています。

それが、親と接するときの自分、友達と一緒にいるときの自分、仕事をしているときの自分、接客している時の自分、経営者としての自分、という風にたくさんのキャラクターを使い分けています。

これが自分で作り上げたものと、他人によって作られたものがあります。

幼少期の親との関係が悪かった場合というのは、大抵が親から作られたキャラクターがあると思っていいです。

親にとって都合のいいキャラクターを演じさせられているということです。

そして、それが自分のメインのキャラクターとなってしまっていると、なかなかそこから抜け出せなくなってしまいます。

毒親に育てられたという人のほとんどがこれに当てはまっています

そして、自分は何故そういった性格なのかを調べ始めて、毒親という言葉に辿り着き、自分がそれに当てはまると、さらにそれで自分のそのキャラクターを強化してしまいます。

自分は毒親に育てられたからこうなんだと。。。

それで親に対して拒絶が強くなればなるほど、それによってキャラクターがどんどん強化されていくので、自分では変わりたい、親に縛られたくないと思っていても変化するということが潜在的に怖くなってしまいます。

自分で変わりたいと考えていることは顕在意識ですが、潜在意識に変化することに対する恐れがあれば、現実化するのは顕在意識よりも潜在意識なので、実際には変化することができません。

なのでいつまで経っても変われない。

変化したら、「毒親に育てられた」という言い訳を使えなくなってしまいますからね。

これも変化できない大きな要因となっています。

様々な場面に対応できるように、色んなキャラクターを使い分けていくのですが、本当はそのキャラクターって必要のないものです。

一時的にはあってもいいかもしれませんが、いつまでもそのキャラクターでいると、なかなか抜け出せなくなってしまい、本当の自分というものが分からなくなってしまいます。

なので、そのキャラクターをやめることが一番です。

それは人のせいにしないことが大事で、自分で考えて結論に至った因果関係を捨てることです。

「毒親に育てられたから私はこうなんだ」と言い続けている限り抜け出せませんからね。

もしくは「あなたが今そういう状況にあるのは毒親に育てられたからですよ」ということを言う人が周りにいたら距離をおいた方がいいですね。

そうやってキャラクターを固定化しようとする人が近くにいると、抜け出せずに強化されてしまいます。

そういうことを言うカウンセラー的な人も同じです。

そう言われても良くなっていて、抜け出せているならいいですけど、そうじゃないから苦しんでいるんでしょうからね。

誰かに依存することや、そのキャラクターに依存するのはやめましょうね。

変化するためには勇気が必要です。

今までの古い自分を捨てて新しい自分になるというのは誰しも怖さがつきまといます。

そこを勇気を持って一歩踏み出すことでしか自分の生きている世界を変えることはできません。

変化することを恐れるよりも変化することを楽しみましょう。

ボディトークの施術ではこういったキャラクターをクライアントの負担なく壊していくお手伝いをしています。

自分では難しいという方は是非ご相談くださいね。

 

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