ボディートーク施術士の樋渡です。
「毒親に育てられたから人の顔色をうかがう癖が抜けない」ということで、どうしたらいいかという質問を受けました。
非常に簡潔に答えることもできるのですが、
今までにボディートークの施術を通して、いわゆる「毒親」
そして、その影響をいまだに受け続けていて苦しんでいる人を。
カウンセリングに通ったり、
でも、
だから、ここに行き着いたのだと思いますが。。
脳の特性とキャラクターという観点から話をしますね。
脳がなんとなくすごいことをしているというのは分かると思います
それが故に暴走をすることがあります。
まず、
例えば、この毒親というのが母親だとします。
そうすると、母親に対してある種のトラウマになっているということになります。
母親と接するときに、
母親だけに反応してくれていれば、
ですが、脳は賢いので母親というものを様々な角度から捉えはじめます。
ですが、脳は賢いので母親というものを様々な角度から捉えはじめます。
母親といえば自分にとって1人しかないですが、防衛反応として母親の特徴と似た人に反応しやすくすることで、最初から近付かないようにして、なるべく自分をストレスから遠ざけようとします。
例えば、母親を説明しようとしたら年上の女性と言うことができますよね。
さらに、ヒステリー気味で怒りやすい人だったとしたら、ヒステリー気味で怒りやすい年上の女性の人と変換することができます。
それからこれを分解して、ヒステリー気味な人、怒りっぽい人、年上の女性、年上の人、女性、という風にしていくことによって、それぞれに近づかなくて済むようにするために、こういった人のことをストレスに感じるようになってしまいます。
そうすることで結果的に色んな人に反応するようになってしまうので、生活がし辛くなってしまいます。
学校に行くようになれば、女性の先生に反応するようになったり、女性の先輩に反応したり。
年上ですからね。
仕事を始めても同じように女性の上司に反応したり、起こりっぽい人(男性でも)に反応するようになってしまいます。
まずはこういった脳の賢すぎる特性があるということを知っておいてください。
なので、この状態から抜け出さない限り、脳が反応するものを年々増やしてしまいます。
例えば、職場の年上の女性の上司が声が大きかったすると、声が大きい女性に対しても反応していくようになります。
こういうことが脳の中で起こり続けて、ストレス源となるものが増えていきます。
この全てに一つ一つ自分で対処していくというのは現実的には諦めたほうがいいです。
母親とのことを自分で色々やった結果、自分では解決できたと思っていたとしても、すでに脳が反応するものが増えてしまっているので、他の人に対して反応してしまうことで、結局は解決できていないということに気がついて自己嫌悪になる人がほとんどです。
こうなってしまっているのは、もはや母親もしくは毒親というのは関係ないということです。
きっかけはそうだったのかもしれないけど、それ以降の脳が物事を関連づけてしまうのを止める必要があるということです。
全ては賢すぎる脳の自己防衛機能にすぎません。
これをいつまでも毒親のせいだと言っている限りは抜け出すことができないので、今起きていることと毒親は関係ないんだと認識しましょう。
まずはそこからです。
そして、人の顔色をうかがいながら接する時というのは、脳はストレス状態になっています。
ストレス状態になると脳波はベータ波になっています。
ギザギザの波形ですね。
一方がベータ波の状態になっていると、相手もベータ波に引っ張られてしまいます。
脳波は伝わり、お互いに影響を受けるので。
そうすると相手もストレス状態になってしまいます。
気がつかれないようにと取り繕ったとしても必ず違和感として感付かれます。
接客業ならリピートが取れないということになるだろうし、営業職だったら営業成績も伸びないということになります。
逆に自分がリラックスしていると脳はアルファー波の状態です。
ゆるやかな波の波形ですね。
自分がそうなっていると相手もリラックスしてくれるので、自分に対してストレスを感じず好感をもたれ癒されることになります。
その結果、接客業ならリピートにも繋がり、営業職なら営業の成績も伸びるでしょう。
それだけ自分の脳の状態は相手に影響を与えるし、逆も然りです。
顔色をうかがうというのは、相手にどう思われるかが怖いんだと思うのですが、そんなことを気にするよりも、自分には相手のために何ができるのかを考えたらいいと思いますよ。
これを毎回意識的にやることで自然と身について、負のループから抜け出せます。
キャラクターという観点からの説明も一緒にすると長くなりすぎるので、次回にしますね。