ボディートーク施術士の樋渡です。
日常生活で怒りを感じる場面って、多々ありますよね。
では、「自分は怒っているんだ」と何故分かるのでしょうか?
怒り以外にも感情には様々な種類がありますよね。
それぞれの感情にも意味があるのですが、それはいずれ書くとして。
なぜ感情を感じることができるのか?
ここが分からないのに、感情をコントロールしようとすると失敗します。
むしろ「感情はコントロールできない」と諦めてしまった方がいいです。
そもそもコントロールしようとするのが間違いです。
コントロールできないものをコントロールしようとしても、ハッキリ言って無駄なだけです。
コントロールできていると思っている人もいると思いますが、感じないようにしているだけではありませんか?
もしくは深呼吸でその場で対処しているだけではありませんか?
話を戻しますが、なぜ感情を感じることができるのか?
それは身体が先に反応しているからです。
頭に血が上るからイライラしているんだということが分かります。
心臓がバクバクしているから不安で緊張しているんだと分かります。
これを逆に考えている人が多いです。
身体が反応するから感情が湧き起こります。
この順番が分かれば、感情をコントロールしようとするよりも体の反応を変える必要があるということが分かると思います。
空腹感を考えると分かりやすいですが、お腹が空いた時って胃の辺りに何かを感じますよね?
それがあるからお腹が空いたと分かります。
それがなければお腹が空いたということを思いませんよね?
お腹が空いたという感覚と食べたいという欲求はまた別な話です。
感情が沸いた時に、注目すべきはその感情ではありません。
身体の反応です。
イライラし始めたらそのイライラではなく身体に意識を移してください。
不安になり始めたらその不安ではなく身体に意識を移してください。
感情をコントロールしようとしないでください。
感情が湧き起こった時に、身体はどんな反応をしていますか?
それがおさまれば自ずと感情も湧かなくなります。
感情を認識できるのは、身体が反応しているからです。
止めるべきものは感情ではなくて身体の反応です。