ボディートークで肩の痛みがある方に施術をさせていただいて思うことは、症状は同じでも原因は人によって違うということです。
つまり、症状に対するマニュアル的な治療方法などは存在しないということです。
ただし、症状によっては、あなたの症状の参考になるところもあるはずです。
実際に施術に来られた方の症例を掲載しますので、今何かの症状でお悩みの方に何か少しでも解決へのヒントになれば幸いです。
症例:感情を溜め込んでいたことが肩の痛みに影響していた
年末年始に海外旅行に行ってから右肩が痛くなり、
血圧も高くなっているとの相談を受けたので、
ボディートークの施術をしました。
結果、右肩の痛みが訴えていたのは、
・飛行機内の気圧の変化に身体が対応できずに、呼吸に制限がかかってしまった
・長年我慢していたことがあり、それが右側肋骨の辺りに感情が溜まっていた
ということでした。
もともと感情が溜まっていたことで、
肋骨の動きに制限がかかっていて、
そこに呼吸にも制限がかかったことにより、
痛みとなって現れたのかもしれません。
腕を横に上げる動作は、肋骨の柔軟性も関わります。
最初に調べてみると、硬くてほとんど弾力がありませんでした。
終わってみると肋骨の弾力も出てきていて、
腕を挙げても肩の痛みがなくなっていました!
血圧に関しては、その場では分かりませんでしたが、今後の様子をみて連絡をもらえるので楽しみです。
症例:肝臓の調子が肩の痛みに影響していた
日常生活では痛みがないけれど、ヨガのあるポーズを取ると肩が痛いということで来られました。
施術をしてみると、直ぐにその場で痛みが消えて、
痛みのあったポーズをとっても全く痛くなくなりました!
「こんな簡単に良くなるの?」
と驚かれていました。
そりゃあびっくりしますよね、
いつも痛かったのがその場で痛みが消えたのですから。。
この方の場合は、
肝臓に負担をかけているということが、
主な主訴になっていたようです。
肝臓が悪いわけではありませんし、
そういったことを診断する療法でもありません。
ただ、
肝臓と右肩の関係性を良くするということが、
この方には必要だっただけです。
体は問題があると、
そこに向けて体が縮こまるという特性があります。
どういうことかというと、
日常的に肝臓に負担をかける生活をしていると、
体が肝臓を守ろうとします。
そうすると右肩が下がります。
そして右腕を横に上げにくくなります。
そうやって肝臓を守ろうとします。
結果、
右肩は下に引っ張られた状態が続きますので、
そのままで時間が経つと痛みが出てきます。
肝臓に負担がかかっているということに
気がつくことで自然治癒力が高まるので、
肝臓を腕が守る必要がなくなるので、
肩の高さも正常な位置に戻るので痛みもなくなります。
痛みがなくヨガのポーズができるようになって良かったです。
あくまで肩の痛みについての一考察です。何か解決のヒントになれば幸いです。