ボディートークで便秘で悩んでいる方に施術をさせていただいて思うことは、症状は同じでも原因は人によって違うということです。
つまり、症状に対するマニュアル的な治療方法などは存在しないということです。
ただし、症状によっては、あなたの症状の参考になるところもあるはずです。
実際に施術に来られた方の症例を掲載しますので、今何かの症状でお悩みの方に何か少しでも解決へのヒントになれば幸いです。
症例:悲しみの感情が便秘に影響していた
数十年、便秘に悩まされていたという方のセッションを行いました。
今までに本当に色んなことを試したそうですが、結局下剤を飲まないと出ないそうです。
施術をしてみると、とある人に対する悲しみの感情が大腸に影響をしているということが分かりました。
大腸は東洋医学的な観点から見ると、悲嘆の感情に影響を受けやすいと言われています。
そして、過去を手放して前へ進むというのも大腸の能力と考えられています。
排便するということは、体内の余計なものを排泄するということです。
この方の場合は、悲しみをうまく解消することができずに、心の奥にずっとしまい込んでいたため、大腸に悲しみの感情を保持しつつけることによって、便秘の症状として出ていたようです。
そのときの感情を適切に処理するというテクニックを行い施術を終了しました。
後日お会いしたときに、興奮した様子で便秘が解消されたとの報告を受けました。
「今まで色んなことをやっていたのはなんだったの?」と言われ、それほどまでに効果を感じて頂けたようです。
薬の量を減らすサポートをさせていただくことができて良かったです。
あくまで便秘についての一考察です。何か解決のヒントになれば幸いです。