人付き合いが苦手なのは、脳が賢すぎるから?

人間の脳は、動物と比べて大きいというのはとても有名なことですよね。

特に大脳という脳の一番外側の領域が大きくなっているのが他の動物たちとの大きな違いです。

そして、この脳の前側の領域を前頭前野というのですが、ここが賢すぎるために問題になってしまうことがあります。

例えば、怒りっぽい男性に対して、苦手意識がある人がいたとします。

これは施術をしていても良くあることなのですが、怒りっぽい男性が苦手になってしまった原因が父親であるということがあります。

幼少期から父親に怒られながら育っていたことによって、脳が父親だけに反応してくれればまだいいのですが、それが怒りっぽい男性が苦手になってしまうことがあります。

これは脳が良くも悪くも学習しているからです。

最初は父親にだけ反応するのですが、そのうち成長するに従って、学校の先生で同じように怒りっぽい男性がいたら、その先生のことが苦手になってしまう。

そして、彼氏ができたときにも同じように怒りっぽい男性だったら、やはり脳が反応してしまうので、同じように苦手になってしまいます。

さらに会社に入社すると、上司で同じような人がいても反応してしまいます。

極めつけは、男性っぽい女性などにも反応してしまいます。

これでは人間関係全般に対して苦手になってしまったり、ストレスになってしまいます。

先ほども言いましたが、脳は良くも悪くも学習しています。

怒りっぽい父親というのをどんどん抽象化してしまいます。

怒りっぽい父親→怒っている男性→男性→男性らしい女性、ということを際限なく繰り返していきます。

そうすると自分が苦手と感じる範囲がどんどん増えてしまいます。

これって、脳の防御反応の一つなのですが、これが増えれば増えるほど生きずらくなってしまいますよね。

これは脳が賢すぎるのが原因となってしまいます。

前述した、前頭前野が怒っている男性や男っぽい女性などを抽象化して、父親と一括りにしてしまうのが問題になってしまいます。

そうすると、ストレスに感じることが増えてしまいます。

ストレスを感じると脳の扁桃体というところが活性化して強く活動を始めます。

それが、交感神経を優位にしてしまい、体が緊張してリラックスすることができなくなってしまいます。

これらを改善していくポイントは、自分が何に反応しているのかを正確に知ることです。

今回の例では、脳は父親にだけ反応していればいいものが、それ以外の人にもたくさん反応してしまうことによって、人間関係のストレスとなってしまうのです。

なので、何に反応しているのかということと、それが何故反応してしまうのかを明らかにできると、随分脳は落ち着きを取り戻すことができます。

ボディートークの施術では、それを探し出すサポートをしていますので、お困りの際はご相談くださいね。

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