ボディートークの施術では、
環境から受けるストレスが、
身体にどんな影響を受けているのか、
ということを探すことがあります。
ここでいう「環境」というのは、
自分のこと以外すべてです。
もう少し具体的に言うと、
家庭環境、職場、学校、友人関係など。
その他にも世界中にある自分以外のもの全てが
環境になります。
人間が生きて行くうえで、
環境と接することなく生きるということは不可能です。
いかにうまく環境とつながりを持てるか
ということが、
健康的な身体でいるためにも必要なことです。
そして、
「つながり」というのは、
お互いが影響をし合っていること、
と思ってください。
最近の施術でもありました。
五十肩の痛みで数年悩んでいるという方に対する症例です。
施術前に肩の動きをテストしてみると、
真横に15°~20°ぐらいしか挙がりません。
それ以上挙げようとすると痛みが走ります。
それを確認してからボディートークの施術をしました。
それで分かったことというのは、
数年前に起こった家庭の事情が、
心臓に影響を与えているということでした。
(心臓が悪いというわけではありません)
そのことを伝えると、
「それが原因で痛みが出ていたんですか。。
でも言われてみると納得ですね。。
色んなことがつながっているんですね。。」
と言っていました。
この時に、実際に起きた出来事が、
身体に影響を与えていたということを実感されたようです。
肩の役目とは?
その時に補足的に話したのですが、
肩は心臓を守るという役目があります。
もし、
心臓を守る姿勢を取ってください、
と言われたら、
ほとんどの人が、
背中を丸めて腕を前に出すと思います。
考えなくても反射的にそうなってしまいます。
なので、
その時の出来事が心臓に影響を与えてて、
未だに解消されずに残っているならば、
心臓を守るために、肩が内側に巻いてきて、
慢性的な猫背になってしまうことも考えられます。
その状態が長く続けば、
肩の痛みにつながってもおかしくはありません。
ということを話しました。
施術後に、
もう一度肩の動きのテストをしてみると、
その結果、
腕が耳に付くところまで挙がるようになっていて、
もちろん痛みは出ていません。
その方は嬉しそうに肩を回しながら帰っていきました。
心臓は守られた状態でいるよりも、
胸を開いた姿勢になっている時の方がエネルギーが強く、
自然な状態です。
今回のケースでは、家庭に起きた出来事によって、
自分と環境のつながりのバランスが崩れたわけです。
痛みが出ている時というのは、
そのバランスが崩れたということに
気付いていない状態です。
ボディートークの施術を受けて、
バランスが崩れたことに気づいたことによって、
バランスを取り戻そうという反応が起き治癒に向かいます。
この話から何が言いたいかというと、
自分(身体)と、環境(世界)のつながりに気づくことが
大事だということです。
身体が健康な時というのは、
環境との関わり方も健康的だということです。
環境とのつながりを見つけるためのヒント
今現在、何かの痛みを抱えている方は、
その痛みがいつ頃からあるかを考えてみてください。
そして、その頃にはどんなストレスがありましたか?
それがもしかしたら解決のヒントになるかもしれませんよ。